「リノベって言えば全部OK」説、そろそろ終わりです。──4号特例廃止の本題 - 東陽住建-愛知の注文住宅工務店

2026年2月21日

先日、あるメーカーさんと、ちょっと議論になりました。
いや、殴り合いじゃないですよ。建築業界の殴り合いはだいたい見積もりで起きますからね。(怖)

議題はこれ。

「リノベーションって、今どこまでをリノベって呼んでます?」

メーカーさんは言うわけです。

「最近は“リノベ”って言葉、一般的ですからね〜。お客様にも伝わりやすいし」

うん、わかる。伝わりやすい。響きもいい。なんかオシャレ。
“リノベ”って言うと、部屋がBGM付きで生まれ変わる感じすらある。

でも僕は、こう返しました。

「その“リノベ”、健康診断は済んでます?」

一瞬、空気が止まった。
メーカーさんの顔が「え?何の話?」になった。

僕が言いたいのはこういうことです。


リノベという言葉、便利すぎて“都合よく使われて”ない?

最近の“リノベ”って、極端に言うとこうです。

  • クロス張替えました! → リノベ!

  • キッチン変えました! → リノベ!

  • 間取り変えました! → リノベ!

  • なんか雰囲気よくなりました! → リノベ!

もちろん、どれも価値がある。
でも怖いのは、そこにこれが混じること。

耐震どうなってるか、見てません
断熱、数値で把握してません
劣化、触れてないです

つまり、見た目の若返りはしたけど、
中身の臓器は25年前のまま、みたいな状態。

これね、例えるなら、

「髪ツヤツヤ、肌ピカピカ、でも血圧200」
みたいなもんです。(笑えない)

家って、見た目の前に、命を守る器ですから。


そして今、時代が「雰囲気リノベ」を許さなくなった

ここで出てくるのが、**4号特例の廃止(見直し)**の流れ。

この話、業界の人ほど「うっ…」ってなるやつです。
でも、言います。

リノベ市場、ここで一気に様変わりします。

なぜなら、これからは

  • 構造を触るなら、ちゃんと根拠が要る

  • 工事の説明責任が増える

  • 「たぶん大丈夫」が通用しにくい

という方向に進むから。

つまり、こういう時代です。

言葉で売る時代から、根拠で勝負する時代へ

これ、住まい手にとってはめちゃくちゃ良い。
でも、業界にはこういう声も出ます。

「手間が増える…」「コストが…」「面倒だ…」

うん、わかる。
でもね、僕はこう思う。

今までが、ちょっとラクすぎた部分があった。

家は“商品”じゃない。
人が暮らして、歳を重ねて、守るものです。


リノベと再生は、似てるようで別物

ここ、今日の一番の核心です。

リノベーション

暮らしを変える。価値を上げる。刷新する。
素晴らしい。否定しません。むしろ大好きです。

でも、リノベの怖さは「見えるところ」から手を付けやすいこと。

再生

一方、再生は順番が違う。

  1. まず家の状態を診る(数値で)

  2. 骨格を整える(根拠で)

  3. その上で暮らしを整える(想いも含めて)

言い換えると、

「直すべきところを直してから、変える」

派手じゃない。地味。
でも地味って、家においては最強です。


だから私たちは「尾州再生の家」をやっている

僕たちの結論はシンプルです。

築25年以上の住まいを、壊して終わらせない。
「育て直す」という選択で、家を再生する。

そして、そのためにやっていることは、これ。

1)耐震・断熱・劣化を、数値で見える化

感覚で語らない。
「なんとなく大丈夫」は、建築では禁句です。

今の家の“本当の課題”を、根拠でつかむ。
4号特例廃止の流れは、ここをさらに重要にします。

2)骨格は、東濃ヒノキでしなやかに補強する

硬さだけじゃなく、粘り。木の相性。しなやかさ。
骨格に手を入れるのは、家の未来に手を入れることです。

3)家族の想いまで汲み取り、未来へつなぐ

家には、図面に出ない価値がある。

柱のキズ、玄関のクセ、台所の立ち位置、
「ここが落ち着く」っていう、言語化できない感覚。

性能も、住み心地も、想いも。
未来へつなぐ。

それが、尾州再生の家


最後に:まずは“家の健康診断”から始めませんか?

ここまで読んで、「うちも気になる…」と思った方へ。



リノベでも再生でも、結局いちばん大事なのは最初の一歩です。
それは、今の家がどんな状態かを、ちゃんと把握すること。

  • 耐震は今どれくらい?

  • 断熱は、どこが弱い?

  • 劣化は、どこまで進んでる?

  • “直すべき優先順位”はどこ?

これが分からないまま工事に入ると、
後から「え、そこも必要だったの?」が起きやすい。
(家づくりで一番財布にダメージくるやつです)

だから私たちは、**築25年以上の住まいを対象に、無料の“状態診断(見える化)”**を行っています。
目で見て、数字で見て、根拠で整理する。
その上で、「やる/やらない」「今/後」を一緒に決める。

売り込むための診断じゃなく、
家を壊す前に、守る選択肢を増やすための診断です。

気になる方は、
「尾州再生の家の診断を受けたい」と一言ください。
今の家の“本当の課題”を、一緒に掴みにいきましょう。

壊して終わらせない。
育て直して、次の25年へ。

家を再生する専門家。
性能 × 木 × 想いで、次の25年へ。

それが、尾州再生の家です。

プロフィール

名前
中井 義也
職業
建設業
住まい
愛知県一宮市
生年月日
1977年2月14日

1977年、愛知県一宮市木曽川町生まれ。立命館大学卒業。 東陽住建株式会社 代表取締役。 新築・リフォーム・メンテナンスを軸に「建てた後の暮らしを守る」住まいの相談に取り組む一方で、新築は岐阜県東白川村の東濃ヒノキを中心に据え、“木を選ぶこと”から家づくりを始めている。 一般社団法人 日本住宅リフォーム・メンテナンス協会 代表理事。 NPO法人 住宅の悩みとトラブル無料相談室 主宰。 一般社団法人HORP(住生活リフォーム推進協議会)理事 〇原体験 現場の泥臭さと楽しさ 幼少期、建設業を営む父の背中を追い、現場で“ゴミ拾い”をしながら職人たちの活気に触れて育った。 汗、段取り、声の掛け合い。目に見える完成よりも、見えないところにこそ仕事が宿る。 家づくりは単なる工程ではなく、人の想いと技術の結晶だと、体で覚えたのが原点だ。 〇葛藤 大手ハウスメーカーで抱いた違和感 1999年、ハウスメーカーに入社し、営業として経験を積む。 一方で、効率やルールが優先される仕組みの中で、目の前のお客様に対して“最善”が選べない場面もあった。 「修理で住み続けられるのに、制度上は交換を勧めざるを得ない」 「リフォームの相談を受けたいのに、担当の区分で断らざるを得ない」 困って、頼って、やっと辿り着いた人が、失望して帰っていく。 その光景が、心に刺さった。だから誓った。 家は建てる時だけでなく、建てた後の暮らしこそ守らなければならない。 〇転身 地域密着、“家守り”としての覚悟 2003年、東陽住建へ。 2006年には、住まいの困りごとを抱える方が、最初の一歩を踏み出せるように「住宅の悩みとトラブル無料相談室」を立ち上げた。 リフォームの体制づくりにも注力し、LIXILリフォームショップの運営を通じて、地域の住まいを長く保たせる仕組みを整えてきた。 “建てる会社”で終わらない。住み続ける人生のそばにいる会社でありたい。それが中井の基準だ。 〇東濃ヒノキ 新築の中心に置く理由 新築で、東白川村の東濃ヒノキを中心に据えているのは、流行や差別化のためではない。 家の寿命は、暮らしの安心の寿命だからだ。 木は、ただの材料ではない。 家族の時間を受け止め、季節を越え、静かに家を支え続ける“骨格”になる。 だからこそ、どこで、誰が、どんなふうに育てた木なのか。 その背景ごと引き受けられる木を選びたい。 東白川村の山で育った木は、一本一本が、簡単には生まれない。 年輪が刻まれる時間、山を守る手、伐って終わりではない手入れ。 その積み重ねの先に、ようやく「家を背負える木」が生まれる。 その重みを知っているから、私たちは“木を買う”のではなく、木の時間ごと家に迎えるつもりでいる。 木の家は、完成した瞬間がゴールじゃない。むしろそこからが始まりだ。 暮らしの傷も、家族の成長も、時間の経年も、すべて受け止めながら、家は育つ。 だから中井は、新築とリフォームを分けて考えない。 東濃ヒノキで骨格をつくり、暮らしの変化に合わせて手を入れ、守り、育てていく。 “建てて終わり”ではなく、“暮らしを守り続ける”ための新築。それが東陽住建の新築の中心にある思想だ。 建てた後も守る覚悟があるから、最初の一本から妥協しない。それが東濃ヒノキを選ぶ理由です。 〇ビジョン 家は幸せの基地である 中井が目指すのは、建物を売ることではない。 『家は、幸せになる場所であり、やさしい社会を作るための基地である』 命を守り、健康を育み、家族が安心して“帰ってこられる場所”を増やしていく。 「いいものしかつくらない。いいことしかしない」という信条を胸に、今日も一宮から、その基地を広げ続けている。

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東陽住建株式会社 代表取締役社長 中井義也

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