庇(ひさし)と家のいい関係。一宮市の工務店と考える、永く快適な住まいの秘訣 - 東陽住建-愛知の注文住宅工務店

2025年6月7日

皆さん、こんにちは! 愛知県一宮市で、気候風土に合わせ
暮らしに寄り添う家づくりを目指している
東陽住建の中井義也です。

 

今日は、家で重要なアレの話をします。

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ブログ責任者の
中井義也とは・・・

いつもをもっと幸せに

をビジョンに
岐阜県東白川村の
良質な木材を使い

日本一強い家

を提唱しています。

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それでは、6月7日(土)号
スタートです!

 

家づくりを考えていると、色々なデザインの家が目に入ってきて
夢が膨らみます。

最近は、とてもスタイリッシュでモダンな
「庇のない家」も増えてきました。
あのスッキリとしたデザイン、私も「かっこいいな」って
素直に思いますし、弊社でもご採用頂くデザインです。

 

ただ、家のプロとして、そしてこの一宮の地で
多くのご家族の暮らしを見守ってきた者として、
家づくりを始める皆さんに、知っておいてほしい
大切な視点があるんです。

 

今回は、普段あまり注目されないかもしれない

「庇」

という存在が、実は皆さんの大切な家と暮らしを
そっと支えてくれる「縁の下の力持ち」であること。
そして、デザイン性の高い家を建てる際に
考えたいポイントについて
お話しさせてください。

 


庇は、まるで家族と家を守る「大きな傘」のよう

なぜ、私たちが家づくりで庇を大切に考えているのか
それは、庇が果たしてくれる役割を知ると
きっと「なるほど」と思っていただけるはずです。

1. 家の寿命を支える「耐久性」

大切なお住まいに、できるだけ長く
安心して暮らしてほしい。

これは私たちの心からの願いです。庇は
まるで「大きな傘」のように家を様々なものから
守ってくれます。

  • 雨との上手な付き合い方: 庇があると、外壁や窓まわりに
    直接雨が当たるのを和らげてくれます
    特に、最近心配なゲリラ豪雨のような激しい雨から
    お住まいを守る手助けをしてくれるんです。
  • 外壁を健やかに保つために: 実は、家の外壁が傷む主な原因は
    「雨」と「紫外線」。庇がないと、外壁が常に雨風や強い日差しに
    晒されてしまいます
    そうすると、外壁の色褪せや劣化が少し早く進んでしまうことも
    結果として、将来のメンテナンス費用に影響が出る可能性も
    考えられます
    家を長持ちさせる基本は、まず「上手に雨を避けること」
    庇は、そのためのとてもシンプルで賢い工夫なんです


2. 「庇のない家」の魅力と、長く付き合うためのポイント

「それでも、かっこいい私たちはスッキリしたデザインの家が好きなんだ」
というお気持ち、とてもよく分かります。
その美しいデザインを実現したい!そのお声よく聞きます

もちろん、庇のない家を建てることは可能です
その場合は、そのデザインの美しさを永く保つために、
外壁選びを少しだけこだわってみてはいかがでしょうか
これがとても大切なポイントになります

庇という傘がない分、外壁材そのものに
家全体を守る役割を頑張ってもらう必要があります。

例えば、一般的なサイディングで使われる
「シーリング(コーキング)」という繋ぎ目の部分は
紫外線などの影響で年月と共に劣化が進みやすい場所です。

庇がないと、その部分が直接ダメージを
受けやすくなります。

なので、シーリングを使わない工法が
選べる外壁材や、繋ぎ目が少ないガルバリウム鋼板
防水性の高い塗り壁材など、より耐久性の高い素材を選ぶ
という選択肢があります

初期費用は少し上がるかもしれませんが
長い目で見ればメンテナンスの手間やコストを抑えられ
お住まいの美しさを保つことに繋がります

 


自然の力を借りる、賢い暮らしの知恵「パッシブデザイン」

私が家づくりで大切にしているのが
「パッシブデザイン」という考え方です。
これは、エアコンなどの機械に頼りすぎるのではなく
太陽の光や熱、風といった
自然の恵みを上手に採り入れて
心地よい暮らしをつくるという
昔ながらの日本の家づくりにも通じる賢い工夫です

そして、このパッシブデザインにおいて、庇は素晴らしい仕事をしてくれます。

  • 夏は、涼しい木陰のように: 夏の高い太陽の強い日差しを
    庇が遮ってくれます。室温がぐんと上がるのを防いでくれるので
    エアコンに頼りすぎず、快適に過ごせる時間が増えます
    電気代の節約にもなりますし、何より体に優しいのが
    うれしいです。
  • 冬は、あたたかい陽だまりを: 逆に、冬の太陽は低い位置から
    部屋の奥まで光を届けてくれます。
    庇は、この冬の貴重な太陽の光を邪魔することなく
    ぽかぽかとした陽だまりを室内に作ってくれるのです
    日中は自然の力でお部屋が暖まるので
    暖房の出番も少なくなります。

庇は、季節と上手にお付き合いしながら
心地よい暮らしを叶えてくれる、そんな存在なんです。


【ちょっと専門的なお話】暮らしに合わせた「庇の長さ」の秘密

さて、ここからは少しだけ専門的なお話になります。
でも、皆さんの家の「快適さ」に直結する、とても大切な部分なので、
ぜひ少しだけお付き合いください。

「庇の長さって、どうやって決めているの?」という疑問に
具体的にお答えしますね。

少し数学みたいで難しく感じるかもしれませんが、
ご安心ください。「なぜそうなるのか」を一緒に見ていけば
きっと「なるほど!」と思っていただけるはずです。

STEP 1:設計の基準は「夏至」と「冬至」の太陽

私たちが庇の長さを考えるとき、一番大切にしているのが
「夏至」と「冬至」の太陽の高さ(南中高度)です。

  • 夏至:一年で最も太陽が高く、日差しが厳しい日。この強い日差しをしっかり遮る
    ことを考えます。
  • 冬至:一年で最も太陽が低く、日差しが恋しい日。
    この暖かな日差しを室内にたっぷり取り込む
    ことを考えます。

この両極端な2つの日を基準にすることで、一年を通して心地よい
バランスの取れた住まいを設計することができるのです。


STEP 2:ここ、一宮市の「太陽の角度」を知ろう

太陽の高さは、土地の緯度によって変わります。
ここ、愛知県一宮市の緯度(約)で計算すると、
真南に来たときの太陽の角度はこうなります。

  • 夏至の太陽の高さ(南中高度):約 (かなり真上に近い、高い角度です)
  • 冬至の太陽の高さ(南中高度):約 (冬はこんなに低い角度から日が差すんです)

この角度の違いが、設計の鍵になります。


STEP 3:実際に計算してみましょう!

では、具体的な窓をイメージして、最適な庇の長さを探ってみましょう。
(実際のお打ち合わせでは、図を描きながらご説明していますので、
ここではその雰囲気を想像してみてください)

【例:リビングにある、高さ2.2mの南向きの掃き出し窓の場合】


目的1:夏の日差しをカットする!

夏の高い太陽(角度)が、じりじりと室内を暖めるのを防ぎたいです。
理想は、「夏至の日、お昼ごろに直射日光が室内の床に直接当たらないようにする」
ことです。

そのために必要な庇の長さは、以下の式で計算できます。

実際に数字を入れてみましょう。

計算すると、約46cmという数字が出てきました。
つまり、この窓には最低でも46cmの庇があれば、
真夏の最も厳しい日差しをカットでき、
室温の上昇を抑えられる
、ということになります。

イメージすると、日差しの強い日に帽子のつばを
伸ばすようなイメージです。


目的2:冬の暖かい日差しは招き入れる!

次に、冬のことを考えましょう。先ほど計算した46cmの庇が、
冬の低い太陽(角度)の光を邪魔しないか、確認します。

冬の太陽は低い位置から差し込むので、
46cmの庇があっても、光は窓からちゃんと入ってきます。
計算上、窓の上から約28cmの部分は庇の影になりますが、
高さ2.2mの窓のうち、残りの約1.9mの部分からは、
たっぷりと暖かい日差しが部屋の奥まで差し込みます。

これで、冬は自然の力で部屋がぽかぽかと暖まり、
暖房に頼りすぎないエコな暮らしに繋がります。

【結論】 この計算から、この掃き出し窓の場合、
約45cm程度の庇が、夏と冬のバランスを考えると
非常に効果的だということが分かります。
もちろん、デザインの好みなども考慮して
最終的な長さを決めていきます。

設計の奥深さ

今お話ししたのは、真南にある窓の基本的な考え方です。実際の設計では、

  • 東や西の窓について、朝日や西日の低い光をどうコントロールするか。
  • お隣の家や庭の木々の影
  • お客様のライフスタイル(例えば「朝日と共に起きたい」など)

といった、様々な要素をパズルのように組み合わせながら、
一棟一棟、そのご家族にとっての「最高の心地よさ」を追求していきます。


最後に

家づくりは、ご家族にとっての一大イベントです
だからこそ、デザインの美しさはもちろん大切にしながら
その家で何十年という時間を快適に、そして安心して過ごしていくための
「暮らしの心地よさ」という視点も
ぜひ加えてみてほしい。私たちはそう願っています。

庇は、決して主役ではないかもしれません
でも、静かに、そして力強く、あなたの家と
ご家族の暮らしを支え続けてくれる
とても頼もしい存在です。

 

私たち東陽住建は、この一宮市をはじめ尾張という土地が
大好きです。この街の気候や風土をよく知る私たちだからこそできる
きめ細やかな家づくりがあります。

家のことならどんなことでも、あなたの想いをぜひ聞かせてください
一緒に、心から「建ててよかった」と思える
素敵な家づくりを始めましょう

プロフィール

名前
中井 義也
職業
建設業
住まい
愛知県一宮市
生年月日
1977年2月14日

1977年、愛知県一宮市木曽川町生まれ。立命館大学卒業。 東陽住建株式会社 代表取締役。 新築・リフォーム・メンテナンスを軸に「建てた後の暮らしを守る」住まいの相談に取り組む一方で、新築は岐阜県東白川村の東濃ヒノキを中心に据え、“木を選ぶこと”から家づくりを始めている。 一般社団法人 日本住宅リフォーム・メンテナンス協会 代表理事。 NPO法人 住宅の悩みとトラブル無料相談室 主宰。 一般社団法人HORP(住生活リフォーム推進協議会)理事 〇原体験 現場の泥臭さと楽しさ 幼少期、建設業を営む父の背中を追い、現場で“ゴミ拾い”をしながら職人たちの活気に触れて育った。 汗、段取り、声の掛け合い。目に見える完成よりも、見えないところにこそ仕事が宿る。 家づくりは単なる工程ではなく、人の想いと技術の結晶だと、体で覚えたのが原点だ。 〇葛藤 大手ハウスメーカーで抱いた違和感 1999年、ハウスメーカーに入社し、営業として経験を積む。 一方で、効率やルールが優先される仕組みの中で、目の前のお客様に対して“最善”が選べない場面もあった。 「修理で住み続けられるのに、制度上は交換を勧めざるを得ない」 「リフォームの相談を受けたいのに、担当の区分で断らざるを得ない」 困って、頼って、やっと辿り着いた人が、失望して帰っていく。 その光景が、心に刺さった。だから誓った。 家は建てる時だけでなく、建てた後の暮らしこそ守らなければならない。 〇転身 地域密着、“家守り”としての覚悟 2003年、東陽住建へ。 2006年には、住まいの困りごとを抱える方が、最初の一歩を踏み出せるように「住宅の悩みとトラブル無料相談室」を立ち上げた。 リフォームの体制づくりにも注力し、LIXILリフォームショップの運営を通じて、地域の住まいを長く保たせる仕組みを整えてきた。 “建てる会社”で終わらない。住み続ける人生のそばにいる会社でありたい。それが中井の基準だ。 〇東濃ヒノキ 新築の中心に置く理由 新築で、東白川村の東濃ヒノキを中心に据えているのは、流行や差別化のためではない。 家の寿命は、暮らしの安心の寿命だからだ。 木は、ただの材料ではない。 家族の時間を受け止め、季節を越え、静かに家を支え続ける“骨格”になる。 だからこそ、どこで、誰が、どんなふうに育てた木なのか。 その背景ごと引き受けられる木を選びたい。 東白川村の山で育った木は、一本一本が、簡単には生まれない。 年輪が刻まれる時間、山を守る手、伐って終わりではない手入れ。 その積み重ねの先に、ようやく「家を背負える木」が生まれる。 その重みを知っているから、私たちは“木を買う”のではなく、木の時間ごと家に迎えるつもりでいる。 木の家は、完成した瞬間がゴールじゃない。むしろそこからが始まりだ。 暮らしの傷も、家族の成長も、時間の経年も、すべて受け止めながら、家は育つ。 だから中井は、新築とリフォームを分けて考えない。 東濃ヒノキで骨格をつくり、暮らしの変化に合わせて手を入れ、守り、育てていく。 “建てて終わり”ではなく、“暮らしを守り続ける”ための新築。それが東陽住建の新築の中心にある思想だ。 建てた後も守る覚悟があるから、最初の一本から妥協しない。それが東濃ヒノキを選ぶ理由です。 〇ビジョン 家は幸せの基地である 中井が目指すのは、建物を売ることではない。 『家は、幸せになる場所であり、やさしい社会を作るための基地である』 命を守り、健康を育み、家族が安心して“帰ってこられる場所”を増やしていく。 「いいものしかつくらない。いいことしかしない」という信条を胸に、今日も一宮から、その基地を広げ続けている。

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東陽住建株式会社 代表取締役社長 中井義也

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