2025年6月9日
こんにちは!
愛知県一宮市の工務店を営んでおります
東陽住建の中井義也です。
いつも私たちの家づくりに関心を寄せていただき
誠にありがとうございます。
今日は、私がなぜこれほどまでに「木の家」にこだわり
皆様にその素晴らしさ・ステキさをお伝えしたいのか、
お伝えします。
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ブログ責任者の
中井義也とは・・・
いつもをもっと幸せに
をビジョンに
岐阜県東白川村の
良質な木材を使い
日本一強い家
を提唱しています。
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それでは、6月9日(月)号
スタートです!
今、家づくりには、様々な手法があります
家づくりは、ご家族の未来を創る一大事業です
だからこそ、私たちは目先の流行や安さだけではない
本物の価値をご提供したい。
その答えが、この国の風土で育まれた
「木の家」にあると確信しています。
日本の気候風土が育てた、究極の住まい
日本の木造建築の歴史は、そのまま日本の大工たちの
「改善の歴史」
でもあります。
特にこの濃尾平野の、まとわりつくような
夏の蒸し暑さ。
そして、冬の伊吹おろしによる身を切るような寒さ
この厳しい四季を持つ地で、どうすれば家族が快適に
そして安全に暮らせるか
その一心で、先人である大工たちは知恵を絞り
技術を磨き、気の遠くなるような年月をかけて
木造建築を改良し続けてきました
それは、まさに日本の気候風土に
最適化された、究極の住まいへの探求の道です
昔の日本の家は、確かに「夏を旨とすべし」という
考え方で、風通しが良く、夏は涼しく過ごせる
工夫が凝らされていました。しかしその反面
冬の寒さは厳しく、我慢を強いられることも少なくありませんでした。
しかし、現代の木の家は違います。
先人たちが築いた知恵の上に、私たちは断熱や気密といった
最新の技術を融合させました
木が持つ本来の調湿効果で夏の湿気を和らげ、
優れた断熱性能で冬の冷気をシャットアウトする
これにより、「夏は涼しく、冬は暖かい」という
かつては両立が難しかった理想の室内環境を
実現できるようになったのです。
「外は和、中は洋」という理想形
そして、現代の暮らしに合わせた進化こそが
私たちが最も大切にしている部分です
私たちが理想とするのは
「外は和の考え方、中は洋の考え方」
を取り入れた住まいです。
まず「和の考え方」の根底にあるのは、
「自然の力を利用させていただく」
という、謙虚で賢い思想です。
例えば、深く出した軒(のき)。
これは、太陽高度が高い夏の強い日差しは遮り
逆に高度が低い冬の暖かな日差しは部屋の奥まで招き入れる
自然の理にかなった素晴らしい知恵です
ただ雨風から家を守るだけではないのです
また、風の通り道を計算して窓を配置すれば
エアコンだけに頼らずとも、家の中を心地よい風が
吹き抜けていきます。
このように、光や風といった
自然の恵みを最大限に生かすのが
「和の考え方」の真髄です。
一方で、私たちの暮らしは大きく変化しました。
昔は、冬になれば家族が囲炉裏の周りに集まり、
ちゃんちゃんこを羽織って暖をとっていました。
食事はちゃぶ台を囲み、くつろぐのは畳の上
夜は家族みんなで布団を並べて眠る
それが当たり前の光景でした。
しかし現代の私たちは、洋服を着て、
椅子に座る生活が中心です
食事はダイニングテーブルで、リビングのソファに座って
テレビを見ながらくつろぐ
寝室はプライベートが確保された個室で
ベッドに寝るのが一般的になりました
このライフスタイルの変化に合わせて
間取りや内装を機能的で快適なものにする
LDKという空間の考え方や、動線を意識した設計
個々のプライベートの尊重
これが「洋の考え方」です。
自然の力を借りる「和の思想」を建物の骨格としながら
現代の生活様式に合わせた「洋の機能性」を
中身に取り入れる。
伝統と現代の暮らしを美しく、そして賢く融合させることこそ
現代日本の木の家がたどり着いた
最高の理想形だと考えています。
大工の魂が宿る「強さ」こそ、日本の宝
もう一つ、皆様にどうしてもお伝えしたいことがあります
それは、木造住宅が本来持つ「強さ」です。
地震大国である日本で、人々は古来より
いかにして家族の命を地震から守るかを考え続けてきました
その答えが、木材の特性を最大限に引き出す伝統的な構法に
あります
揺れをしなやかに受け流し、力を分散させる
法隆寺の五重塔が1300年以上もの間
倒れずに立ち続けていることが、その強さの何よりの証明です
この強さは、設計図だけで生まれるものではありません
木一本一本の癖を読み、適材適所に使い分ける
継手や仕口といった技を駆使して、木と木を強固に組み上げる
そこには、幾世代にもわたって大工たちが脈々と受け継いできた
経験と勘、そして魂が宿っているのです
しかし、残念なことに、このかけがえのない
大工技術を正しく継承している建築会社は
今やごく一部しかありません。
効率化やコスト削減の波の中で
日本の宝とも言えるべき技術が
静かに失われようとしているのです
私たちの使命
私は、この状況に強い危機感を覚えています。 日本人が苦心して磨き上げ
守り抜いてきたこの素晴らしい大工技術を
私の代で絶やすわけにはいかない。
それは、単なるノスタルジーではありません。
未来に生きる子どもたちの命と、ご家族の幸せな暮らしを守るための
私たち工務店が果たすべき使命だと考えているからです。
本物の木の家は、ただの箱ではありません。
木の温もりと香りに包まれ、家族と共に歳月を重ね
味わいを増していく。
そして、万が一の災害時には、
その強さで家族を断固として守り抜く。
私たちは、そんな「生きた家」を
熟練の大工たちと共に
この愛知・一宮・尾張の地で一棟一棟
心を込めて創り上げていきたい
この想いに共感してくださる方と
ぜひ一度、ゆっくりお話がしたいと思っています。
木の家の本当の魅力、そして私たちの家づくりで伝えていきたい
想いを、ぜひモデルハウスで体感してください
皆様のお越しを、心よりお待ちしております。
東陽住建株式会社
代表取締役 中井 義也