2025年9月1日
皆様、こんにちは。
東陽住建株式会社の中井義也です。
先日、一宮商工会議所青年部(YEG)の方々が主管された
東海大会が、盛況のうちに幕を閉じました。
商工会議所で活動している企業の皆さまが一宮に
お越しいただきました。
今日は、そんなお話です。
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ブログ責任者の中井義也とは・・・
『いつもをもっと幸せに』
をビジョンに 岐阜県東白川村の 良質な木材を使い
日本一強い家
をお届けしたいと活動しています!
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それでは、9月1日(月)号
スタートです!
今回の大会で、私たち東陽住建は
会場の一つである真清田神社の提灯を飾る土台や
駅構内の風鈴の土台、看板の土台などを
製作させていただくという役目をいただきました。
特に、真清田神社の提灯台は
私たちにとって特別な挑戦となりました。
通常、このような仮設の櫓(やぐら)は
強度と効率を考えて鉄管で組まれることがほとんどです。
しかし、私たちは今回、あえて「木」でつくることを選びました。
神聖な神社の境内という場所
そして多くの人が集い、安らぎを求める空間に
無機質な鉄の構造物は似合わない。
木の持つ温かさや、しなやかな強さこそが
この場にふさわしいと考えたからです。
日が落ち、提灯に明かりが灯ると
めっちゃいいんです。
私たちの選択が間違いでなかったことを確信しました。


幻想的な光に照らされた木の柱や梁は
日中とは違う美しい表情を見せ
訪れた人々をとてもやさしく包み込んでいるようでした。
来場された方々からも、
「木のやぐら、すごくいいね」
「なんだか落ち着くね」と、
うれしいお言葉をたくさんいただくことができ
他の会の方からも、「うちもやりたいんだけど」と
とても良い評価を頂いて、なんか胸が熱くなりました。
鉄にはない、木ならではの「安心感」と「美しさ」。
それが、提灯の光と相まって、
多くの人々を魅了できたのだと実感しています。
この経験を通じて、改めて考えさせられたことがあります。
それは、
「なぜ今、これほどまでに人は木に惹かれるのか?」
ということです。
近年、学校の内装や公共施設
そして大阪・関西万博のリングも
木でつくられています。
かつて鉄やコンクリートが主流だった場所に
再び木が使われるようになっている。
これは単なる懐古主義や流行ではありません。
もちろん、日本政府の方針で、明記されている
ところでもありますし、木を使うと
森が守られるというのももちろんあります。
でも、それだけでなく、私が思うのは
人は、本能的に木の温もりや香りに癒しを感じ
心の安らぎを得られるのではないでしょうか。
デジタル化が進み、
無機質なものに囲まれて
生活する現代だからこそ人々は無意識のうちに
自然との繋がりを求めているのかもしれません。
木は、人の集まる場を和ませ
人と人との間にあたたかい
コミュニケーションを生み出す
不思議な力を持っています。
ちょっと科学的には
説明できませんが、多分ですが
長い年月を木とともに暮らしてきた人類が
遺伝子レベルでその良さを実感しているのでは
ないかと思っています。
今回の経験は、私たちが日々向き合っている「木」という
素材の持つ無限の可能性と、建築の原点を再確認させてくれる
非常に貴重な機会となりました。
家づくりや街づくりの中心は
いつの時代も「人」です。
しかし、その人の暮らしは
私たちの周りにある豊かな自然に支えられてこそ
成り立ちます。
そのかけがえのない自然を守り
共生しながら未来へと繋いでいくこと
それこそが、地域に根ざす私たちに課せられた
大きな使命です。
木という素材は、まさに人と自然を繋ぐ架け橋です。
私たち東陽住建は、これからも木の持つ力を最大限に引き出し
人々の心に寄り添うあたたかい空間を創造するとともに
人と自然が美しく調和する未来に貢献していきたいと
強く思っています。
東陽住建株式会社
代表取締役 中井義也









