2026年2月24日
工事費高騰のいま、修繕の優先順位は「中より外」——日経記事から考える“長持ちする家”のつくり方
こういう記事が、日本経済新聞の2月21日(土)号の「マネーのまなび」に載っていました。
私も好きなコーナーで、つい切り抜きたくなるやつです(※切り抜いた時点で“まなび”というより“収集癖”ですが…笑)。
記事の要約|なるべく詳し目に
今回のテーマはズバリ、「家の修繕、優先順位を決める」。
工事費が上がり続ける今、「全部やりたい」をやると
財布が先に“雨漏り”します。だからこそ
何から直すかを冷静に決めよう、という内容です。
① 修繕コストはこの5年で“軒並み上昇”
記事内のグラフでは、総務省の消費者物価指数(2020年=100)をもとに、
住宅の主要修繕項目(水道工事・外壁塗装・屋根修理など)が
5年で20%超上昇しています。
要するに、同じ工事でも去年より高い、数年前よりもっと高い。
材料費、人件費、輸送費…いろんな“じわ上げ”が積み重なって
修繕費は確実に膨らんでいます。
② 築50年の修繕総額は約1475万円、山場が来る
もう一つのグラフが刺さります。
築50年の総費用は約1475万円という試算。
さらに怖いのが、費用が“じわじわ”ではなく
ドン!と来る山があること。
-
30年目に約900万円(大きな更新が重なる)
-
45年目に約230万円(まとまって必要になる可能性)
修繕って、毎年ちょこちょこではなく、
設備交換(キッチン・ユニットバス・洗面・トイレ・給湯器など)や、
外壁・屋根の再塗装/葺き替え、バルコニー防水、シロアリ対策などが重なると
一気に来ます。
つまり、家計的に言うと——
「ボーナス月に冷蔵庫とエアコンと車検が同時に来る」
みたいなことが、家でも起きるわけです(いや、起きてほしくない)。
③ マンションは「積立不足」が3割超
マンションについても触れられていて、ここも重要。
長期修繕計画に対する積立金の状況(2023年度)は、
-
不足:36.6%
-
余剰:39.9%
-
不明:23.5%
つまり、3割超が不足。
さらに、積立不足などで修繕用の融資が増え
受理金額は過去最高水準になっている
というデータも示されています。
④ 記事の結論:工事費高の基本は「中より外」
記事の大きなメッセージはここ。
「工事費が高い時代、基本は“中より外”」
室内の見た目(壁紙・床・設備のグレード)も
気になるけれど、優先すべきは——
-
雨水を止める(屋根・外壁・防水)
-
劣化を止める(外装の保護)
-
構造を守る(腐朽・シロアリ・漏水リスクの抑制)
外を後回しにすると、後で
“直す”じゃなくて“救出する”工事になりかねない。
だから優先順位は外。これは、現場感覚としても強く同意です。
私の考え
ここからは、私の持論です。
まず、なるべくお金のかからない家をつくる
修繕の優先順位を考えることは大事。
でももっと根っこは、「そもそも修繕が重くならない家」
をつくることだと思っています。
つまり、メンテナンスコストを下げた家を造る。
それが、家計にも、暮らしの安心にも、いちばん効きます。
主要構造部は、強く長持ちな「東濃ヒノキ」
長持ちの要は、やっぱり骨格です。
主要構造部がしっかりしていれば、
外装が傷んでも「再生」できます。
逆に、骨格が弱いと、どれだけ中をキレイにしても“土台がグラつく”。
だから私たちは、主要構造部の素材として
強く長持ちな東濃ヒノキを推します。
木は“ただの材料”じゃなくて、家の寿命を支える性能です。
そして大事なのは、ここ。
それぞれの素材についての特徴を、よく理解しておくこと。
外壁材、屋根材、防水、塗装、金物、断熱、通気…。
「流行ってるから」ではなく、
“この家の立地・風・雨・日射”に合うかで選ぶ。
これが、10年後・20年後の修繕費を変えます。
そして「再生」について
家は、建てた瞬間が完成じゃなくて
そこから育てていくものだと思っています。
修繕って、“劣化を直す”だけじゃない。
暮らしに合わせて、家を更新していく=再生です。
-
子どもが巣立ったら、間取りを軽くする
-
冬の寒さが気になるなら、断熱・窓を見直す
-
将来に備えて、段差や動線を整える
「壊れてから直す」ではなく、
“家の未来”を見ながら整える。
これが再生の面白さで、住まいの価値を守る方法だと思います。
長持ちさせるために、今日からできること
長持ちさせるには、結論シンプルです。
-
定期的なメンテナンスを行うこと
-
診断を受けること
外装・屋根・防水は、トラブルが表に出た時点で“進行している”ことが多いです。
だから、痛くなる前の健康診断が一番安い。
そして、診断を入れると何が良いかというと、
-
優先順位が決まる(いま何をやるべきか)
-
予算取りができる(いくら必要か見える)
-
緊急工事を減らせる(高い・慌てる・選べないを回避)
家も人間も同じで、
「早期発見・早期対応」が最強です。
家のメンテナンス診断はお問合せください。
気になる方は、まず現状を把握しましょう。
“直す”より先に、“知る”。ここからです。
家のメンテナンス診断は、
0120-012-106
まで、ご連絡ください。









