
2026年9月30日
こんにちは。中井義也です。
最近の話で、ちょっとドキッとした話がありました。
私が信頼している方から、家づくりについて
こんな話を聞きました。
「本当に、何からやっていいのか分からない」
YouTubeでルームツアーを見たり、家を見ているそうです。
ドキッとしますよね。
家づくりの話をされたら。
で、何からやるのって聞かれたら。
家のことを調べようと思えば、
いくらでも情報が出てきます。
間取りも、性能も、知っておきたいことばかり。
ただ、見れば見るほど、自分たちはどうしたいのか
分からなくなることもあると思います。
私もよく見ますが、なんかカッコよいものばかりで、
確かにわかんなくなりますよね。
で、何からやるか?ですが、
私が最初におすすめしたいのは、
紙を一枚出して、今の暮らしを振り返ることです。
今、家で何に困っているか。
そして、これからも大切にしたい時間は何か。
家族で、それぞれ書いてみてください。
たとえば、休みの日の掃除が大変なら、
掃除のしやすさや物のしまい場所が、
家づくりの条件になります。
家でゆっくり夕飯を食べたいなら、
料理や片づけにかかる手間も考えたい。
掃除の手間。
いつもきれいにある空間。
木に囲まれた空間。
こうした暮らしの話が、間取りを考える手がかりになります。
家族で答えが違っていても構いません。
そこを聞き合う時間も、家づくりのうちだと思います。
私は、家でいる時間が幸せなら、人生の大半は幸せ。
だと思っています。
せっかく家を建てたら、その家で楽しく、幸せな
時間じゃなかったら意味ないですもんね。
そして、お金のことも、その暮らしと一緒に考えたいのです。
私は、家の支払いのために遅くまで働いて、
家で過ごす時間がなくなるような家づくりは
したくありません。
建てた後も、好きなことや家族との時間を楽しめる。
そう、家での時間を楽しまないと、損なのです。
その余裕を残すところまで考えるのが、私たちの仕事だと思っています。
土地や間取りで迷ったら、
最初に書いた紙を見返してみる。
この家で、自分たちのしたかった暮らしができるだろうか。
選ぶときに、立ち返るものが一つあるといいと思うのです。
家での幸せの時間。
家づくりの最初の一歩は、今夜の食卓でも踏み出せます。
「新しい家で、どんなふうに過ごしたい?」
まずは、そんな話から始めてみてください。
私も、妻と改めてやってみたいと思います。
プロフィール
- 名前
- 中井 義也
- 職業
- 建設業
- 住まい
- 愛知県一宮市
- 生年月日
- 1977年2月14日
1977年、愛知県一宮市木曽川町生まれ。立命館大学卒業。
東陽住建株式会社 代表取締役。
新築・リフォーム・メンテナンスを軸に「建てた後の暮らしを守る」住まいの相談に取り組む一方で、新築は岐阜県東白川村の東濃ヒノキを中心に据え、“木を選ぶこと”から家づくりを始めている。
一般社団法人 日本住宅リフォーム・メンテナンス協会 代表理事。
NPO法人 住宅の悩みとトラブル無料相談室 主宰。
一般社団法人HORP(住生活リフォーム推進協議会)理事
〇原体験 現場の泥臭さと楽しさ
幼少期、建設業を営む父の背中を追い、現場で“ゴミ拾い”をしながら職人たちの活気に触れて育った。
汗、段取り、声の掛け合い。目に見える完成よりも、見えないところにこそ仕事が宿る。
家づくりは単なる工程ではなく、人の想いと技術の結晶だと、体で覚えたのが原点だ。
〇葛藤 大手ハウスメーカーで抱いた違和感
1999年、ハウスメーカーに入社し、営業として経験を積む。
一方で、効率やルールが優先される仕組みの中で、目の前のお客様に対して“最善”が選べない場面もあった。
「修理で住み続けられるのに、制度上は交換を勧めざるを得ない」
「リフォームの相談を受けたいのに、担当の区分で断らざるを得ない」
困って、頼って、やっと辿り着いた人が、失望して帰っていく。
その光景が、心に刺さった。だから誓った。
家は建てる時だけでなく、建てた後の暮らしこそ守らなければならない。
〇転身 地域密着、“家守り”としての覚悟
2003年、東陽住建へ。
2006年には、住まいの困りごとを抱える方が、最初の一歩を踏み出せるように「住宅の悩みとトラブル無料相談室」を立ち上げた。
リフォームの体制づくりにも注力し、LIXILリフォームショップの運営を通じて、地域の住まいを長く保たせる仕組みを整えてきた。
“建てる会社”で終わらない。住み続ける人生のそばにいる会社でありたい。それが中井の基準だ。
〇東濃ヒノキ 新築の中心に置く理由
新築で、東白川村の東濃ヒノキを中心に据えているのは、流行や差別化のためではない。
家の寿命は、暮らしの安心の寿命だからだ。
木は、ただの材料ではない。
家族の時間を受け止め、季節を越え、静かに家を支え続ける“骨格”になる。
だからこそ、どこで、誰が、どんなふうに育てた木なのか。
その背景ごと引き受けられる木を選びたい。
東白川村の山で育った木は、一本一本が、簡単には生まれない。
年輪が刻まれる時間、山を守る手、伐って終わりではない手入れ。
その積み重ねの先に、ようやく「家を背負える木」が生まれる。
その重みを知っているから、私たちは“木を買う”のではなく、木の時間ごと家に迎えるつもりでいる。
木の家は、完成した瞬間がゴールじゃない。むしろそこからが始まりだ。
暮らしの傷も、家族の成長も、時間の経年も、すべて受け止めながら、家は育つ。
だから中井は、新築とリフォームを分けて考えない。
東濃ヒノキで骨格をつくり、暮らしの変化に合わせて手を入れ、守り、育てていく。
“建てて終わり”ではなく、“暮らしを守り続ける”ための新築。それが東陽住建の新築の中心にある思想だ。
建てた後も守る覚悟があるから、最初の一本から妥協しない。それが東濃ヒノキを選ぶ理由です。
〇ビジョン 家は幸せの基地である
中井が目指すのは、建物を売ることではない。
『家は、幸せになる場所であり、やさしい社会を作るための基地である』
命を守り、健康を育み、家族が安心して“帰ってこられる場所”を増やしていく。
「いいものしかつくらない。いいことしかしない」という信条を胸に、今日も一宮から、その基地を広げ続けている。
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