2025年7月9日
皆様、こんにちは。
愛知県一宮市で、心地よい木の家づくりを
お届けしております、
東陽住建株式会社の社長、中井義也です。
私が、取り組んでいることの一つで
書があります。
先日も、私の書いた書が特選として
選ばれて、書を表すというのは
一枚の紙に、思いをデザインするこのなのですが、
これが、難しい。
先生の書を見ると、
やっぱり美しいのです。
デザインで、ほんと大切だと
思うんです。
今日は、そんなお話です。
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ブログ責任者の中井義也とは・・・
『いつもをもっと幸せに』
をビジョンに 岐阜県東白川村の 良質な木材を使い
日本一強い家
をお届けしたいと活動しています!
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それでは、7月9日(水)号
スタートです。
日々の暮らしの中で、ふと目にした家具の佇まいや
手に馴染む道具の感触に、心が満たされる瞬間は
ないでしょうか。
それは、作り手の想いが静かに伝わってくるような
あたたかくて、やさしい瞬間です。
今回は、私たちが家づくりにおいて大切にしている
「デザイン」について、
その中でも特に
「機能美」と「装飾美」
という二つの側面からお話ししたいと思います。
デザインとは、暮らしへの想いを形にすること
デザインと聞くと、何か特別な、
奇をてらったものを想像される方も
いらっしゃるかもしれません。
しかし、私たちが考えるデザインの原点は、
常に「住まうご家族の暮らし」にあります。
ご家族がずっと健康で、笑顔でいられる家。
そのための「本当の住みやすさ」を追求し、
形にすることこそが、私たちのデザインです。
その住みやすさを構成する要素として、
「機能美」と「装飾美」という二つの美しさがあります。
これらは決して対立するものではなく、
互いに響き合い、高め合うことで、
初めて心地よい住まいが生まれるのです。
用の美:暮らしに寄り添う「機能美」
まず「機能美」とは、無駄を削ぎ落とし、
そのものが持つべき役割を
最も効率的かつ合理的に
果たしている状態に宿る美しさです。
いわば「用の美」とも言えるでしょう。
私たちの建てる木の家で言えば、
それはまず、自然の力を最大限に活かす設計に
現れます。
光と風の通り道: 季節ごとの太陽の動きや風の流れを読み解き、
大きな窓や吹き抜けを設ける。
これにより、照明や空調に過度に頼らずとも、
家中が明るく、爽やかな空気に満たされます。
これは、心地よさという機能だけでなく
省エネという現代の暮らしに不可欠な機能も果たします。
家事動線という機能: キッチンからパントリー、
そして洗面室へと続くスムーズな動線。
洗濯物を「洗い、干し、しまう」という一連の作業が
最短距離で完結する間取り。
日々の暮らしの「ちょっとした手間」を
なくすこと。
これもまた、暮らしの質を高める重要な機能美です。
構造躯体そのものの美しさ: 私たちがこだわる
東濃ひのきの一本一本の柱や、力強く架けられた梁。
これらは家を支えるという最も重要な機能を担いながら、
その力強い木目やまっすぐに伸びる姿は、
それ自体が美しい意匠となります。
構造という機能が、そのまま家のデザインとなっているのです。
これらの機能美は、日々の暮らしの中で
意識されることは少ないかもしれません。
しかし、その「当たり前の快適さ」こそが、
機能美がもたらす最大の価値なのです。
感性の美:心に響く「装飾美」
一方で「装飾美」は、人の心に豊かさや安らぎ、
そして感動を与える美しさです。
機能だけでは満たされない、
私たちの感性に直接響いてくるものです。
木の家における装飾美は、決して華美な飾り付けを
意味するものではありません。
素材が持つ本来の美しさ: 私たちが使う無垢の東濃ひのきは、
時を経るごとに美しい飴色へと変化していきます。
その一つとして同じもののない木目や、
心安らぐ香りは、何にも代えがたい装飾美です。
床や壁に触れた時の、あの温かく、やわらかな感触。
これもまた、私たちの五感を満たす「美」と言えるでしょう。
職人の手仕事が宿るディテール: 例えば、丁寧に面取りされた柱の角や、
寸分の狂いなく納められた造作家具。
そこには、職人の確かな技術と、
住まう人への想いが込められています。
機械による大量生産品にはない
手仕事の温もりが、空間に深みと愛着を
与えてくれます。
佇まいの美しさ: 家の外観、その「佇まい」もまた重要です。
街並みと調和しながらも、凛とした存在感を放つ。
奇抜なデザインではなくとも、屋根の勾配や窓の配置、
外壁の素材感といった要素が絶妙なバランスで整えられた時、
その家は美しい佇まいを見せます。
それは、道行く人の心にも、良い印象を与えます。
機能と装飾の融合が、本物の「心地よさ」を生む
私たちが目指すのは、この「機能美」と「装飾美」が
分かちがたく結びついた家です。
光と風を取り込むための大きな吹き抜けは、
家族の気配を繋ぐコミュニケーションの場となり、
その空間を貫く太い梁は、圧倒的な安心感と木の家の力強い
美しさを見せてくれます。
デザインを突き詰めていくと、
それは単なる見た目の話ではなく
いかにご家族の暮らしに寄り添い、
日々の営みを豊かにできるか、
ということに尽きます。
そして、その想いを実現するために、
木の特性を最大限に引き出し、職人の技を注ぎ込む。
機能的でありながら、心に響く美しさも備えている。
合理的でありながら、
愛着を持って永く住み継がれる。
そんな、機能美と装飾美が溶け合った
「心地よさ」の先にこそ、
ご家族の本当の幸せがあると、
私たちは信じています。
これからも東陽住建は、一棟一棟、心を込めて
皆様の人生を豊かにする家づくりに、誠心誠意取り組んでまいります。
東陽住建株式会社
代表取締役社長 中井 義也









