2025年7月10日
こんにちは。
愛知県一宮市で、
「ご家族の想いを込めたこだわりの注文住宅」を
つくっています東陽住建株式会社の代表取締役
中井義也です。
住宅は、性能という言葉がはやり、一時的に
スペックを気にされる方がいらっしゃいましたが、
ネットを見ると、様々な論点が書かれています。
特に家づくりのお打ち合わせをしていると
お客様から断熱材についてのご質問をいただく
機会がよくあります。
「どの断熱材がいいの?」
「そもそも断熱材って何が違うの?」
といった素朴な疑問から
性能の違いに関する専門的なご質問まで
その内容は様々です。
断熱材は、夏の暑さや冬の寒さから
家の中の快適な温度環境を守る
いわば「家の服」のようなもの。
今日は、そんなお話です。
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ブログ責任者の中井義也とは・・・
『いつもをもっと幸せに』
をビジョンに 岐阜県東白川村の 良質な木材を使い
日本一強い家
をお届けしたいと活動しています!
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それでは、7月10日(木)号
スタートです!
快適な暮らしを考えたとき
断熱材は、今、欠かせない存在ですが
実はそれ以上に、ご家族の「命を守る」
という非常に重要な役割を
担っていることをご存知でしょうか。
数ある断熱材の中から
なぜ私たちが「高性能グラスウール」を
お勧めするのか、その理由を
包み隠さずお話ししたいと思います。
断熱材の主な種類
まず、住宅に使われる断熱材は、大きく2つのグループに分けられます。
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繊維系断熱材: ガラスや鉱物などを溶かして繊維状にしたもの。
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グラスウール
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ロックウール など
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発泡プラスチック系断熱材: 石油製品などを原料に、発泡させてボード状にしたもの。
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ポリスチレンフォーム
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硬質ウレタンフォーム など
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それぞれにメリット・デメリットがありますが
東陽住建では、ある「絶対的な基準」をもって
断熱材を選んでいます。
それは、「万が一の火災の際に、燃え広がらないか」 という点です。
私たちが「発泡系断熱材」を使わない、命に関わる理由
近年、住宅火災において、火が一瞬にして家全体に燃え広がり
尊い命が失われるという悲しいニュースが後を絶ちません
その原因の一つとして、発泡系の断熱材が
指摘されるケースがあります。
石油製品を原料とする発泡系の断熱材は
一度火がつくと燃焼が早く
有毒なガスを発生させる危険性があります
火災は、初期消火が何よりも重要です
しかし、壁の中にある断熱材が火の回りを早める
「燃料」となってしまっては
逃げる時間すら奪われかねません。
もちろん、現在の建築基準法では
こうした材料の内側には燃えにくい
石膏ボードなどを施工することが
義務付けられています。
しかし、コンセントの隙間や配管周りなど
ほんのわずかな隙間から火が内部に
入り込む可能性はゼロではありません。
「万が一」の事態は、起きてからでは遅いのです。
だからこそ東陽住建は、ご家族の命を守ることを最優先に考え
燃え広がりを促進するリスクのある発泡系の断熱材は
家の壁の中には採用しておりません。
なぜ「高性能グラスウール」なのか

東陽住建株式会社が推奨している高性能グラスウールアクリアの画像
私たちが標準的に採用しているのが、繊維系断熱材である
「高性能グラスウール」です。
ガラスを主原料とするグラスウールは
法律で定められた不燃材料です
万が一火が当たっても燃えにくく
有毒な黒煙も発生しにくいという
大きな特長があります。
これが、私たちが命を守る家づくりのために
グラスウールにこだわる最大の理由です。
さらに、「高性能」と付くグラスウールは
従来のグラスウールよりも繊維が細く
密度が高いのが特徴です。
これにより、高い断熱性能を発揮し
夏は涼しく冬は暖かい、快適な室内環境を実現します。
また、繊維が複雑に絡み合っているため
音を吸収する「吸音性能」にも優れており
外の騒音や室内の生活音が響きにくい
静かな暮らしにも貢献します。
唯一のデメリットと、私たちの「覚悟」
もちろん、そんな高性能グラスウールにもデメリットはあります
それは、「施工者の技術によって性能が大きく左右される」 という点です。
高性能グラスウールは、壁の中に隙間なく
かつパンパンに詰め込みすぎず
適切な密度で施工しなければ
その性能を100%発揮することができません。
隙間があればそこから熱が逃げてしまいますし
詰め込みすぎると逆に断熱性能が
落ちてしまうのです。
つまり、誰でも簡単に
施工できるわけではなく
専門的な知識と高い技術を
持った職人による
丁寧な施工が不可欠となります。
この「施工品質の確保」という課題こそが
繊維系断熱材の最大のデメリットと
言えるでしょう。
しかし、私たち東陽住建は
そのデメリットから目を背けません
むしろ、その課題を乗り越えてこそ
お客様に最高の住まいをお届けできると信じています。
そのために、東陽住建では
協力業者会(パートナー会)と連携し
断熱施工に関する研修を常時実施しています。
最新の施工方法を学び、技術を磨き
誰が施工しても最高の品質を確保できる体制を
構築しています。
現場では、施工基準が守られているかを
厳しくチェックしています。
これが、私たちの家づくりに対する「覚悟」の証です。
最後に
家は、ご家族が笑顔で、健やかに、
そして末永く安心して暮らすための場所です。
その安全を守るのが、目には見えない壁の中の断熱材です。
快適性はもちろんのこと、
万が一の災害からご家族の命を守るために
私たちはこれからも実直に
誠実に、高性能グラスウールという断熱材の
施工品質を追求し続けてまいります。
断熱材のこと、家づくりのこと
どんな些細なことでも構いません。
ご不安な点や気になることがございましたら
ぜひお気軽に私たちにご相談ください。
東陽住建株式会社
代表取締役 中井義也









